ロジカルシンキングで効率のアップ

ロジカルシンキングで効率のアップ

ロジカルシンキングとは、論理的思考を意味する言葉で、考え方に一貫性や説得力があるのが特徴です。
ビジネスにおいて、リスクとなったり非効率性に結びつくのは、非論理的で無駄のある思考です。
論理よりも感情的、あるいは非科学的とも言い換えられますから、効率化が重要な現代で論理的思考が求められているのは一目瞭然です。

論理的思考は、一朝一夕で身につくものではありませんが、いくつになって始めても遅くはありません。
トレーニング方法としては、結論を先に出してから、そこに至るまでの道筋を論理的に構築する、といったやり方があります。
前提に誤りがあれば、結論まで論理的に繋がることのない思考方法ですから、順序立っている論理的思考を体験してみたい場合に有効です。

しかし、誰でも簡単にできるとは限らないので、最初は単純化して考える方法を繰り返すのが、論理的思考を理解する近道となります。
論理では、感情が思考や結論を左右する邪魔な要素なので、一旦感情は脇に置いて冷静になることが必要です。

次に、物事を俯瞰的に捉える視点を持って、思考に役立つ要素をリストアップするのも役立ちます。誰かを説得する材料が欲しい場合は、最も説得力が高まる結論を出し、そこから前提へと道筋を繋げるのが王道です。優先順位が決められない時の解決方法は、捨てても良いと思える項目を洗い出して、できるだけシンプルにするのが鉄則でしょう。

意外かもしれませんが、優先順位は必ずその順番に一つの項目が当てはまるとは限らず、複数が一つの順位に重複することもあります。思い込みや当たり前を防ぐ、これも論理的思考の基本ですから、常識を疑ってかかるくらいの気持ちが重要です。物事に対しては、常に何故と疑問を投げかける習慣を持ち、自然に論理的思考を始める癖をつけるのが上達のコツです。