キャリアパスを描くことでモチベーションUP!

社員がどのような仕事をどのくらいやり、どのような職位につくかを示すルートを表すのがキャリアパスです。人事制度の1つでもあるのですが、これを採用することで企業側と社員側どちらにもメリットがあるといわれています。

企業はキャリアパスを導入することで、目標達成のためにどの職務、職位の人間が現時点で何人足らず、いつまでに何人確保・育成する必要があるかを把握しやすくなります。つまり、中長期的な経営目標の達成に効果的なのです。また、社員の希望するキャリアパスに沿って配置や異動を行うことで社員のモチベーション低下や退職防止にもなります。優秀な人材を確保し、企業をより大きくしたいなら導入するべきでしょう。

そして社員は、キャリアパスを示されることで自分が思い描いているキャリアと相違がないかを確認できますし、仕事に対してはっきりとした目標を立てて取り組むことができるようになります。自分がやりたいことを実現するために必要な能力やそれを身につけるまでのリミット、経験年数などの予測を立てて希望のキャリアに向けて取り組んでいけるので、仕事へのモチベーションが上がり成長にもつながります。それに加え、企業のキャリアパスが自分の希望している内容にマッチしていると分かれば、ずっとその会社でやりがいを持って働くことが可能です。

キャリアパスを導入する際に使いたいのがタレントマネジメントシステム。それぞれの人材が持つ特性を最大限に引き出すために適材適所の配置を進め、業績アップにつなげていくシステムです。これを活用することで、社員に足りないスキルの可視化や適正な人材配置が可能になります。中でもおすすめなのはPerformance Cloudというタレントマネジメントの基幹的システム。人材についてのさまざまな情報をグラフ・リスト化した分析機能が搭載されており、直感的な操作で情報を選べるようになっています。ここで得られた多角的な分析結果をキャリアパスにも組み込むといいでしょう。

キャリアパスを整えることで、その企業に関わっている人すべてに成長の機会が与えられます。自ら考え、それに向かって努力し達成する。このような成功体験を積んでいくことで、企業も社員もいい方向に進んでいけるはずです。